おやじの独り言

“狭い場所でも儲かる”会社、お店にはいくつかの理由があります。

狭い場所に集客する

明らかに”狭い場所で儲かる”居酒屋。雑貨屋。
狭い場所で儲けている会社が日本には沢山あります。
一方、場所は広くて悠々自適としている会社も沢山あります。

同じ銘柄、同じ価格であっても集客しているのは狭い場所お店。
行列のできるラーメン屋で広いスペースの中で営業しているお店は少ないはずです。

ではいったいどうして狭い場所のお店の方が繁盛しているのでしょうか?

狭い場所で物を買う人間の心理

狭い場所で物を買う、行列をつくるという人間の心理はどのようなものなのでしょうか?
まず、人間は視覚効果で引き付けられる心理状態が働きます。
コンビニがいい例です。
たいして売れもしない本の売り場を入口正面に向けています。
しかもかなりのスペースです。

本を買う人は少ないですが立ち読みをする人は必ずいます。
外からみるお客は、中のお客に引き寄せられることと安心感で店内に入ります。
おそらく心理学的にこの効果は証明されているはずです。

また、上野アメ横商店街など狭いスペースを天井の上までディスプレイして商品をぎっちり並べているお店には沢山の人が群がっています。
そうなんです、人は狭い空間では物をみます。逆に広い空間では商品に目がいかず、人や空間ばかりに目がいく習性があります。

ですから、狭い空間を利用している行列のできるラーメン屋は並んでいる人が大勢いると=美味しいお店と思い、
狭いカウンターに座ると座っている人など見ずに、メニューや隣の席に出されたラーメンに目が行くのです。

有効スペースができる

狭い場所では置く場所が少ないため、収納などに工夫をして、空間を使って収納する技術が勝手に身につきます。
そのため、広いスペースでは横並びにしてある調味料などは、上側に重ねていくような収納の仕方をします。

デッドゾーンを作らない

そのため、無駄なスペース、いわゆるデッドスペースなどができず、場所の有効活用をします。
これは一般的なお店だけでなく、工場や事務所などにも同じことが言えます。

印刷物のパレットスペース(広)画像

印刷物のパレットスペース(広)

印刷物のパレットスペース(狭)画像

印刷物のパレットスペース(狭)

画像は当社の印刷物をパレット積みした様子です。

パレットの積み重ねでスペースを確保していますが、2枚の違いはパレットとパレットの間の空間です。
広くスペースを開けていると整列され綺麗に見えますが、80㎝の隙間を作っています。一方、狭い空間で置いてある方は20㎝の隙間です。
どのみち、このスペースは使い道がないため狭い隙間で十分です。
ちなみにこの列が工場内に30列あるため、約2メートルの場所が確保できるのです。

会社では置き場所のライン引き直しなどインフラ整備が必要なので現在進行中ですが、このデッドスペースを作らないことが、会社の利益につながると考えています。

買物客は現実をみる

話を戻しましょう。
買物客は広いスペースを求めて来ているわけではなく、買うという目的があるから来るのです。

リラックスを求めて来ているわけではありません。

買物客はラグジュアリー感を求めていない

そもそも買う目的が第一の人は、ラグジュアリー感や精神的な満足感を求めてくることはほとんどありません。
ですから、並んでいるのを見ると、そこにはいい商品があり、コストパフォーマンスや商品そのものの価値を求めているのです。
上記の内容のとおり心理作戦もお店側にはあるのです。

それはfacebookなどでいいね!の記事=いい記事と思っている人と同じ心理です。

無駄な在庫をかかえない

そして何よりもスペースがないことの最大のメリットは在庫をかかえないことです。在庫には商品を欠かさず供給できるメリットもありますが、スペースの問題をかかえるお店や会社にとっては無意味です。というより、それが問題となって会社の経営状態を悪くします。たいていの場合、家賃が発生するので当然と言えば当然なことです。

現在、当社でも3分の一の場所を減らしたため置く場所のスペースの確保ができない状態です。しかし、仕事の量を減らしたわけではないためストックスペースには頭を悩ましていましたが、お客さまと相談して、当社ストックを減らしてもらいました。

無駄な在庫品をかかえないことで家賃の3分の一の家賃を軽減できたことは当社にとっても大きなメリットです。

まとめ

グダグダッと話をしましたが、狭い会社、お店の方が考え方によってはメリットが多いことがおわかり頂けたかと思います。スペースメリットを会社の売りにしていた私としては非常に恥ずかしいお話ですが、基本的にスペースの大小で会社の経営は決まらないということです。

“狭い場所でも儲かる”会社、お店にはちゃんとした理由があったのです。