おやじの独り言

“サクラマスの”生態とは

10年くらい前に仕事で釣りの本を作る機会があった。
内容情報に関しては関与することはないが、文章やページがつながっているかのチェックはしている。
偶然にも興味深い魚の記事が出ていた。
サクラマスだ。サクラマスの一生は壮絶で自分の人生にかぶせてみた。

以下、この蛍光緑ペン標記は自分の想像で作った箇所である

“サクラマスの”凄さに魅了される

サクラマスとは
サクラマスの生態
サクラマスはサケ科の魚である。川の上流で孵化するとヤマメになる。そうヤマメとサクラマスは同じなのである。

  • 秋になるとヤマメのオスとサクラマスのオスがペアになり産卵します。
  • 1年間は川で過ごします。
  • 2歳目の春になるとメスの全部と一部のオス(オスの中でもひ弱なオス)は海にわたります。
  • 1年間海で豊富なエサを取り、70㎝程になって翌年の春から夏にかけて遡上して戻ってきます。
  • また秋になると川に残っているオスと遡上してきたサクラマスのメスがペアになり産卵します。
  • こうしてサクラマスのメスは生涯を終わります。
  • 海にわたったヤマメ

    川に戻れるサクラマスは約1割程度と言われています。
    それもそのはず、海は敵も多く大変危険な場所だからです。
    このリスクを犯しても、海に出ていこうとするには理由があります。そしてこの理由が奥深く、大変興味のあるものなのです。

    ヤマメは、川では、水に落ちた羽虫や、流れてくる川虫などを食べて暮らしています。こうした羽虫や川虫は、川の水が流れ込む流れ込みと呼ばれる場所に、集中的に流されてきます。ですから、ヤマメは流れ込みに集まっているのです。

    流れ込みでは、ポジション争いが発生します。体が大きく強いヤマメは、いいポジションを取れます。その結果、エサを優先的に食べられるので、そのヤマメは、さらに強くなります。

    しかし、強くない、弱いヤマメは、ポジション争いに負けて飢えて行きます。エサも取れず耐え切れずいよいよ限界となったとき、川を離れて、海に向かうと考えられています。川に残っていても、餓死してしまうからです。

    まさに自然界の弱肉強食の世界です。
    海には敵も多くまた弱肉強食の世界に飛び込むことになります。しかし、狭い川とは違い大海原では栄養価値の高いミネラルも多く、食べ物も豊富です。可能性の問題もありますが、結果として、生き残れれば、川にいたころよりもずっと大きくて強い身体を手に入れられるのです。
    海から戻るヤマメは25㎝くらいのヤマメとはとても同じ魚とは思えないくらいたくましくなってきます。これがサクラマスなのです。

    “サクラマスの”精神

    サクラマスの精神
    サクラマスと現代社会の共通点

    自分もそうであったように人間社会も、サクラマスのありかたと似た構造を持っています。調子の良い世の中(生活)のときは「川」が豊かです。脱落するヤマメも少なく、リスクをとってまで「海」に向かう必要はありません。こうした時代には、リスクをとった起業も、決して多くはありません。

    私の場合には、厳しくなったビジネス世界で振り落とされた(エサを取れなくなった)か弱い弱者です。耐え切れず海にわたる選択をしたのではなく、川の流れにも耐えきれず流されただけですが、結果として海にわたったことは同じですのでだぶらせています。

    もしかすると、学校や社会生活でいじめられたり、相手にされなくなっている人なども同じかもしれません。

    調子が悪くなってくると「川」から脱落して「海」を目指すしかないヤマメが増えてきます。業績がよくなく生活難に陥る中小企業の社長、大企業のリストラにあう構造と同じです。そうしていたしかたなく、リスクをとってでも起業しなければならない人も増えます。

    ここ最近のベンチャーブームやフリーランスブーム、ユーチューバー、プロゲーマーのような職業は、日本の景気が悪いからこそ、存在しているとも考えられます。サクラマスが「川」をくだり「海」に向かうことと同じなのです
    悲観することなかれ

    海に放り出されても悲観することはありません。仕方なくたどりついた場合もあります。しかし、海には豊富な栄養価の高いエサがあります。狭苦しい場所でのポジション争いもありません。一時は弱者にさせられイジメられたとしても、強くなってまた帰ればいいのです。

    ただし、この広大な海ではポジション争いはなくてもどちらを向けばいいのかもわからず、川にはいないような思わぬ敵と遭遇する場合もあります。時には大けがをすることもあるかもしれません。数えきれないくらいの失敗もあるかもしれません。

    食べていく手段、方法、すべて自分で勉強しなくてはなりません。私もいまのその立場にいます。孤独でつらいかもしれません。

    しかし、よく考えてみると弱者ではあったが、海にわたれた運もあるのです。そして川に残る強者よりも更に強くなれる可能性があるのです。

    偶然かもしれませんが、そのサクラマスと同じ境遇になった自分はある意味で幸せかもしれません。私はつらい時はサクラマスの精神を思い出すようにしています。

    サクラマスから何を学ぶか

    学ぶべきこと
    サクラマスと自分

    今のような混沌とした時代にはこのサクラマスのような精神が必要だと思っている。私は世間一般に人と同じ普通の道をたどることができませんでした。しかし、大きなリスクを背負って大海原に飛び込んで強靭な体力を持ち合わせてまたもとに戻りたい、いつか見返したいという精神力こそ学ぶべきことと思っています。

    サクラマスは私にとって生きるバイブルです。

    最後に

    もし偶然にも私のこのサイトを読む機会がある世の中の弱者、はぐれ者と思っている人がいたら、是非サクラマスを思い出してください。
    そして強くなり自分の考え方や生きる証を残して欲しい。
    私がこのサイトを残すのにはそういう意味があります。
    サクラマスが子孫を残すように…