おやじの独り言

“ベルファイア新型”(2017年5月登録)ロードインプレッション

碓氷バイパスを走る

27年ぶりに走った碓氷バイパスを新型ヴェルファイア30系を走ってみた。軽井沢まで東京からは上信越でノンストップで行けるが、あえて松井田妙義で下車して横川を経由してみた。27年前にはこの上信越道は開通していなく軽井沢までは下道を果てしなく進むコースであった。もちろん松井田妙義での下車は始めてであるが、日曜日にもかかわらず渋滞もなくスムーズであった。


碓氷バイパスまでは比較的信号も少なく走りやすい道である。途中、横川のおぎのやで釜飯をたべていよいよ碓氷バイパスである。

48ものカーブを超えるのであるが、27年前の道と何も変わっていない。もしかすると気が付かない程度に登坂車線が増えたかもしれない。
さて、道は相変わらず冬のチェーン走行のあとがそのまま残っていてギザギザに削られている箇所が多い。アップダウンのこう配の激しさも当時のままである。

碓氷バイパスは48個のカーブに対し、旧道の碓氷峠は184個もカーブがあり道幅も狭い。大雨の時や雪などの時はバイパスが通行止めになるため、旧道に回されるが、登れないトラックなどが往生していて最悪の状態になる。

今回の車、ヴェルファイア30系は重量級でありながらトヨタ車らしさの下のトルクの高さで上り坂もストレスはない。さらに足回りもガチガチに固めてきたため、下からの突き上げこそひどいものだが、ロール感もなく、ピタッと張り付いたようなコーナーリング性能は快感である。2速3速走行が多いため4000~5000回転での走行(超不経済燃費走行)が多く、エンジンの回転速度とレスポンスの良さはファミリーカーとは程遠いスポーティーさが感じられる。

使用車
スペック
2500㏄ 
182㎰
AT
カスタム
足回り ショック・サスペンション 強堅
タイヤ 245 40 20インチ
オーディオ デジタルプロセッサー
マフラー
各種エアロ

今回使用した車は2017年4月納車のヴェルファイア30系2500㏄である。

前述したとおり、峠を攻めても何のストレスもなく、スムーズな走行であった印象である。足回りを固めていたため、ローリングや激しいGもなかったが、その分の下からの突き上げと小石に乗っただけでも感じるタイヤ情報の伝達はステアリングカバーがないと手がしびれるくらいのものであった。エンジンも2000回転~4000回転まで達成するまでは物凄く反応も良く、回転数以上のサウンドが耳に響く。4000回転を超えたあたりからは逆にうなっているだけにしか聞こえないエンジン音に変わるためやや不快な感じが残る。

ヴェルファイアの威力

2500㏄であり、重量級にも関わらず碓氷バイパスを難なく駆け上がるパワーは圧巻である。ファミリーカーというカテゴリーに位置するこの大きなずー体としてはとてもいい出来であると思う。とても182㎰とは思えないほどのパワーなので、ストレスを感じる場面も少ない。シートの揺れや車の剛性感にも特に不満は感じない。

しかし、悪い箇所を見つけようとしているわけではないが、何か物足りなさを感じる。パワーと車とのバランスなのか?とにかく何か足りない気がしてならない。

もしかすると単純に座席位置が高いために道路との密着感がないだけかもしれない。そういう意味ではこのような圧迫された道を走ることには向いていないのかもしれない。

カーオーディオにやや不満

ひと昔前に比べて純正カーオーディオはかなりよくなっている。私は学生時代からカーサウンドにはこだわりを持っていて、車という密室での限られたスペースの中の音源、音域にこだわってきた。

しかしいくら純正がよくなったとは言え、メーカーがコストを削減する位置ではあるはずなので、相当不満も残る。ドアの内張をはがしてみると、スピーカーの固定具合などは昔より良くなっているが、音漏れするスカスカ感とスピーカーまわりのデットニングに関しては軽自動車と変わりはない。
ドアの大きい分、ヴェルファイアの方がひどいかもしれない。

今回のドライブでも外からの音の入口とカーオーディオの出口とがぶつかり合って雑音にか聞こえなかった。

とはいうものの音源、音を調整するデジタルプロセッサーを入れているおかげで、高速道路で聞く音はやはり相当質の高いものだと思っている。デジタルプロセッサーは本来CDやSDの持っている音の精度を最大限まで引き出してくれるため、純正のスピーカーとは思えないほどのクリアな音で鳴らしてくれる。後付けサブーウーハーとの相性も良く、音のクリアさと低音域の幅の広さでまるでライブ会場にでもいるような臨場感を与えてくれる。

サウンドプロセッサーの取り付けは自分でもできるがやはりカー部品量販店ではなく、カーオーディオ専門店に任せるほうがいいと思う。価格帯はピンキリであるが10万から40万くらいまでだろうか。私の場合工賃込みで45万円くらいであるが、純正スピーカー、純正ステレオとは思えないくらいの出来栄えである。価格以上に満足できる商品である。普通はスピーカー交換から始まるのがカーオーディオカスタムという印象だが、根本的にもとの音源を良くしなければいくら高価なスピーカーを設置しても限界があると思っている。

いずれにしても純正オーディオからは早めの脱出がおすすめである。
車を長く乗れる秘訣でもあるので、最終的なコストパフォーマンス抜群なアイテムんになる。

おすすめスポット

今回松井田妙義で途中下車した理由は、碓氷バイパスを走る他にもう一つ理由があった。それは横川の峠の釜めしである。

峠の釜めし おぎのや入口画像

峠の釜めし おぎのや

27年ぶりであったので、改装もしてありすっかり綺麗になっていたが、味は変わらなかった。少し薄味の味付けはとても食べやすく腹持ちもする。ずっしりとした釜に入った色とりどりのおかずが秋の深さを演出してくれる。

ここまで来て行かない選択肢はない。

まとめ

ヴェルファイア30系のお気に入り度は10点満点中4点。3500㏄の280㎰の試乗でもパワーこそ感じられるが取り回しの悪さなどは同じなので評価はあまり変わらない。

スペック以上のパフォーマンスを引き出す車としての評価は高いが、やはりファミリーカーといういきは抜け出せないと感じている。運転好きな方が、家族旅行と言えども少しでもドライビングを楽しむならばこの車の選択はない。というか私は次回は買わない。

競合他車との比較はしていないが、2017年末か2018年にフルモデルチェンジのエスティマには期待したい。

ちなみに2002年納車のエスティマ3500㏄ 280㎰との比較では、走るパフォーマンスだけでは断然エスティマに軍配が上がる。新しいだけではユーザーを満足はできない。